虫が苦手でも爬虫類は飼える?3種を飼って分かった避け方と迂回のしかた

爬虫類飼育コラム
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🦎 この記事の結論(先に要点だけ)

虫を一切使わない飼い方はあります。いちばん確実なのは、完全に草食のリクガメです。

レオパを飼いたいなら、慣らす必要はありません。いまは人工飼料に餌付いた個体を売っているショップが多く、それを買えば済みます。

生きた虫を家に置きたくないなら、乾燥コオロギという手もあります。我が家のゼノガマは、ほぼこれです。

そして、慣れます。私も最初は少し抵抗がありました。

爬虫類を飼ってみたい。でも餌が虫なのが、どうしても無理。

「初心者向けの爬虫類はどれか」より、実際にはここで止まっている人のほうが多いのではないかと思います。自分は平気でも、家族が反対するというパターンもあります。

この記事では、虫が要る種・要らない種・どちらでもいける種を、全部飼ってきた立場から書きます。

我が家の3種は、虫との距離が全部違います

種飼育歴虫との関係
リクガメ14年完全に草食。虫は一切いらない
レオパ10匹以上人工餌でも飼える。私はあえて生餌を与えていた
ゼノガマ4年虫が要る。ただし今はほぼ乾燥コオロギ

この3つで、ほとんどの選択肢がカバーできます。順に書きます。

虫を完全に避けたいなら、リクガメです

リクガメは完全な草食です。葉物野菜、野草、人工フード。14年飼ってきて、虫を用意したことは一度もありません。

正直に書くと、私がリクガメを選んだ一番の理由は「単純に好きだったから」で、餌が決め手ではありませんでした。ただ、家族からは「虫が必要な爬虫類は嫌だ」と言われていました。結果として、その条件はクリアしていたことになります。

家族と同居している方には、ここは無視できない要素だと思います。自分が平気でも、冷蔵庫や部屋に虫がいることを、家族が受け入れられるとは限りません。

ただしリクガメには別のハードルがあります。ケージが大きくなることです。そこは「リクガメのケージが90cm以上必要と言われる、本当の理由」に書きました。虫は要らないが、場所は要る。そのトレードオフです。

レオパは「餌付いた個体を買う」で解決します

レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)を飼いたいが虫が無理、という方へ。人工餌に慣らす方法を調べる必要はありません。

理由はこれです。いまは多くのショップが、すでに人工飼料に餌付いている個体を販売しています。その個体を買えば、最初から人工餌だけで飼えます。

ネットで調べると「人工餌に慣らすコツ」という情報が出てきますし、「慣らしても虫に戻ることがある」という話も見かけます。ただその苦労は、買う段階で回避できます。私自身、生餌から人工餌への切り替えを試したことが一度もありません。試す必要がなかったからです。

ショップで「人工飼料に餌付いていますか」と聞くだけです。餌付いている個体は、そのことがアピールポイントとして表示されていることも多いです。

実際、虫は嫌だけど爬虫類には興味がある、という知人にはレオパをすすめました。この理由からです。

なお私自身は、レオパにあえて生餌を与えていました。その理由は「レオパは人工餌だけで飼える?カギはピンセットに慣れさせること」に書いています。人工餌で飼えることと、私がそうしなかったことは、別の話です。

生きた虫を家に置きたくないなら、乾燥という手があります

虫が必要な種でも、「生きた虫をストックする」ことは必ずしも要りません。

我が家のゼノガマは虫食です。それでもいまは、ほとんど乾燥コオロギで飼っています。生きたコオロギを常備してはいません。

たまにショップで生餌を買うことはありますが、そのときも1〜2日ですべて与えきります。ケージにばらまいて終わりです。管理という手間を、そもそもかけていません。

「虫を飼う」のが嫌で踏み切れない方は多いと思いますが、虫を飼わずに虫を与えることはできます。鳴き声も、臭いも、脱走も、ストックしなければ起きません。

そして、たぶん慣れます

最後に、あまり参考にならないかもしれない話をします。

私も最初の頃は、少し抵抗がありました。いまは何も感じません。

デュビアという餌用の昆虫がいます。ゴキブリの仲間だと思うと嫌な印象ですが、実際に管理していると、そのうち何とも思わなくなりました。

副次的な効果もあります。家にチャバネゴキブリが出ても動じなくなったので、家族からはありがたがられています。

もちろん、慣れる保証はありません。いま無理なものを我慢する必要もありません。ただ「一生無理」と決めつけなくてもいい、というくらいの話です。

ついでに|「初心者向け」というラベルについて

餌の話から少し離れますが、あわせて書いておきたいことがあります。

爬虫類を調べ始めると、必ず「初心者向け」「上級者向け」という分類に出会います。便利な言葉ですが、「初心者向けなら簡単に飼える」と受け取ると危ないと思っています。

レオパであっても、温度勾配の管理、脱皮不全への対処、体調変化のサイン——学ぶことはきちんとあります。「初心者向け」は「下調べなしで飼える」という意味ではありません。

逆もまた同じです。「初心者には無理」と言われる種も、環境を用意できるなら飼えることがあります。難易度を決めているのは種そのものより、その人が用意できる環境のほうだと感じています。

初めての1匹にかかる費用は「爬虫類の初期費用はいくら?レオパ・フトアゴ・リクガメ3種を比較」にまとめています。

まとめ

  • 虫を完全に避けたいならリクガメ。14年、虫を用意したことは一度もない
  • ただしリクガメはケージが大きくなる。虫は要らないが場所は要る
  • レオパは「人工飼料に餌付いた個体」を買えばいい。慣らす苦労は買う段階で回避できる
  • 虫食の種でも、乾燥コオロギなら生きた虫をストックしなくて済む
  • 生餌を使うときも、1〜2日で使い切れば管理は発生しない
  • 自分は平気でも、家族が受け入れられるかは別の問題

「虫が無理だから爬虫類は飼えない」と結論を出すのは、まだ早いと思います。避ける方法も、迂回する方法もあります。

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