このブログ「甲羅と鱗」を運営している tomozo です。リクガメ飼育歴14年、今はギリシャリクガメとゼノガマの飼育・繁殖に取り組んでいます。なぜこの生き物たちを殖やしているのか、その想いを残しておきたくて、このページを書きました。
野生の爬虫類やリクガメは、年々数を減らしています。その多くは、生息地の破壊や獲りすぎなど、突き詰めれば人の営みが原因だと感じています。好きで飼う生き物が、本来の場所では追い詰められている。その矛盾を、飼育者として無視したくありませんでした。
私一人が殖やしても、野生の数が戻るわけではありません。飼育下の個体を自然に放すことも、病気や遺伝の問題からすべきではないと理解しています。それでも飼育下で殖える個体が増えれば、その分だけ野生から連れてこられる子は減る。小さいけれど、自分にできる確かな一歩だと思っています。
正しく飼えば殖える、という情報がまとまっていれば、これから飼う人が野生の個体に頼らずに済みます。私の記録や失敗談が次の誰かの助けになり、一匹でも多くの野生を守ることにつながれば本望です。
今年からはリクガメの繁殖にも挑戦しています。リクガメもまた、人の手で数を減らしてきた生き物です。その過程も、正直に残していくつもりです。
このブログは、飼育マニュアルであると同時に、そんな想いの記録でもあります。読んでくれた方が、目の前の生き物とその向こうの野生に、少しでも目を向けてくれたら嬉しいです。