はじめに
レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)は、「初心者向け爬虫類」として紹介されることが多い生き物です。
私自身、実際に飼育してみて「たしかに飼いやすい種類だな」と感じています。丈夫で、サイズも手頃で、表情も豊か。爬虫類の入門種として人気があるのも納得です。
ただ、飼う前には想像していなかったこともありました。
この記事では、実際にレオパを飼育して感じた「後悔したこと」を3つ、正直にお話しします。これからレオパをお迎えしようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
※先に結論を言うと、タイトルにもある通り「それでも飼って良かった」と心から思っています。
① レオパは夜行性なので「飼う」というより「管理する」感覚になる

これはレオパの欠点というより、特徴と言ったほうが正しいかもしれません。
レオパは夜行性です。日中はほとんどシェルターの中で過ごしていて、姿を見せてくれません。仕事や学校が終わって帰宅した頃にようやく活動を始めますが、生活リズムによっては「起きているレオパ」をほとんど見られない、ということもあり得ます。
毎日欠かさず、
- 水換え
- 温度・湿度の確認
- フンの掃除
といったお世話をしていても、実際に姿を見られる時間は意外と短いんです。
犬や猫のような触れ合いを期待していると、
「飼っている」というより「管理している」
ような感覚になる瞬間が、正直あります。
もちろん、慣れてくると夜にケージの前でこちらをじっと見てくれたり、ハンドリングを楽しめたりもします。ただ、ベタベタした触れ合いを求めるペットではない、という距離感は、お迎えする前にぜひ知っておいてほしいポイントです。
逆に言えば、「日中は家にいない」「静かに見守るタイプのペットが好き」という人には、この距離感がむしろ心地良いと思います。
② レオパの設備のアップデートにお金がかかる

飼育を始めた頃は、「最低限の設備があれば十分」と思っていました。実際、レオパは初期費用が比較的安く済む爬虫類です。
ところが、飼育経験を積むにつれて……
- もっと観察しやすい前開きのガラスケージ
- 温度管理が正確にできるサーモスタット
- レオパが落ち着けるウェットシェルター
- ひと目で確認できるデジタル温湿度計
こういった「もっと良いもの」が、どんどん欲しくなってくるんです。
どれも必須ではありません。最初に揃えた設備でも飼育自体はできます。
ただ、毎日レオパの様子を見ていると、「もう少し温度を安定させてあげたい」「もっと快適なシェルターにしてあげたい」という気持ちが自然と湧いてきます。そして気が付けば、ケージを買い替え、温湿度計をデジタルに替え、サーモスタットを導入し……と、少しずつ設備投資が積み重なっていきました。
最初は「とりあえず飼えればいい」と思っていたのに、いつの間にか設備にこだわるようになっている。これはレオパ飼育者あるあるだと思います。
これからお迎えする方へのアドバイスとしては、最初から少し良い設備を選んでおくと、結果的に買い替えが減って節約になることもあります。特にサーモスタットと温湿度計は、生体の健康に直結するので最初からしっかりしたものをおすすめします。
③ レオパだけでは満足できなくなる

これが一番想定外でした。
最初は「レオパを1匹だけ」のつもりだったんです。本当に。
ところが飼育を続けるうちに、
- クレステッドゲッコー
- ガーゴイルゲッコー
- ニシアフリカトカゲモドキ
- ボールパイソン
など、他の爬虫類がどんどん気になり始めました。
爬虫類ショップへ行けば新しい生体に目がいく。爬虫類イベントへ足を運べば、さらに世界が広がる。SNSを開けば、他の飼育者さんの素敵な飼育環境が流れてくる。
レオパを飼ったことがきっかけで、「爬虫類」という趣味そのものにハマってしまったんです。
最初は1匹のつもりだったのに、気付けば「次に迎えるならどの子にしようか」と探している自分がいました。これは沼です。間違いなく沼です。
まとめ:後悔は「良い後悔」だった
レオパを飼って後悔したことは、
- 夜行性なので「管理している」感覚になることがある
- 設備のアップデートにお金がかかる
- 他の爬虫類も欲しくなる
の3つでした。
特に3つ目の「他の爬虫類も欲しくなる」は、想像以上でした。
レオパをきっかけに爬虫類の魅力を知り、ショップやイベントへ足を運ぶようになる。すると新しい生体や用品が気になり始める。ケージのメーカーを統一したくなったり、メタルラックを導入して飼育スペースを整えたくなったり、飼育環境そのものにこだわりたくなる。
気が付けば生体も用品も増えて、「爬虫類のために一部屋使っている」という飼育者さんの話も、まったく珍しくありません。
でも――これは本当の意味での後悔ではないと思っています。
むしろレオパを飼ったことで、新しい趣味の世界が大きく広がった。そう感じています。
夜、ケージの中でのそのそと動き出すレオパを眺める時間は、何にも代えがたいものです。これからレオパをお迎えしようか迷っている方は、ぜひ「3つの後悔」を覚悟のうえで(笑)、この魅力的な世界に足を踏み入れてみてください。
関連記事として、爬虫類飼育の魅力をまとめた記事や飼育の初期費用の記事もあわせてどうぞ。種としての基礎情報はWikipedia(外部サイト)も参考になります。


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