レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)や、同じトカゲモドキの仲間のニシアフをお迎えするときにかかる、飼育用品の初期費用をまとめました。
多いときで10匹ほどを飼育してきた経験から、6つの質問に答えるだけで必要な用品と金額がわかる見積もりツールを作りました。用品は、私が実際に使っていたものを写真つきで載せています。
初期費用を見積もる
※このほかに生体の価格(およそ8,000円〜、モルフによって大きく変動)がかかります。詳しくはレオパの値段とモルフをどうぞ。
※選んだ内容によって注意メッセージが出ることがあります。実際に飼育してきた中で「これは危ない」と感じた組み合わせにだけ表示しているので、ぜひ参考にしてください。
金額を大きく動かすのは、餌と保温の2つです。
餌について、私は人工餌(レオパドライ)をメインに、たまに生き餌を与えていました。人工餌だけで飼えるのかという考え方は「レオパは人工餌だけでも飼育できる?」に、頻度と量は「レオパの餌の頻度と量」に書いています。
保温について、私は暖房なし・室温15℃の部屋で飼っていたので、パネルヒーターだけでは厳しく、暖突を足していました。そのときにやったことは「レオパの適温は28〜30℃|暖房なし・室温15℃でもケージを温める方法」にまとめています。
どの構成でも必要になるもの
飼い方に関係なく揃えることになるのは、次の7点です。
- ケージ
- パネルヒーター
- 温湿度計
- ウェットシェルター
- 床材
- ピンセット
- カルシウム剤
私が実際に使っていたものは、上の見積もりツールの一覧に写真つきで載せています。ケージはレプタイルボックスでした。省スペースで棚に並べやすく、10匹を個別管理していた時期もこれです。
パネルヒーターはピタリ適温プラス1号。ケージの下に敷いて、床面の一部だけを温める使い方になります。
ウェットシェルターは、隠れ家であると同時に脱皮のための湿度を保つ道具です。ここは100均では代用しにくい部分です。上のくぼみに水を張れるので、水入れも兼ねられます。私も水入れはこれで兼ねていました。
そして温湿度計。「なんとなく大丈夫そう」を防ぐための、健康管理の土台になる道具です。
削っていいもの、削ってはいけないもの
初期費用を抑えるコツは、「削っていいもの」と「削ってはいけないもの」を分けることです。
削っていいのは、見た目に関わる部分です。ケージはプラケースでも十分飼えますし、床材はキッチンペーパーで問題ありません。レイアウト用品は、飼育に慣れてから少しずつ揃えれば大丈夫です。
削ってはいけないのは、温度管理です。安い保温器具をサーモスタットなしで使うのは、温めすぎ(低温やけど)のリスクがあります。
私の経験上、サーモスタットと温湿度計だけは最初からしっかりしたものを選ぶと、結果的に買い替えがなく安上がりです。
レオパの飼育であれば、イージーグローサーモで十分だと思います。
もし予算に余裕があるなら、タイマーサーモRTT-1がおすすめです。昼と夜で違う温度を設定でき、照明のON・OFFも時間指定できます。温度管理と点灯管理をまとめて自動化できるぶん、毎日の手間が減ります。
なお「最初は安く、あとから買い足せばいい」と考える方は多いのですが、実際には飼い始めるとケージや設備をアップグレードしたくなるものです。このあたりの本音は「レオパを飼って後悔したこと5選」に書いたので、お迎え前にぜひ読んでみてください。
生体の価格は、別に考えてください
ツールの見積もりには生体価格を含めていません。
レオパの価格はモルフ(色柄の品種)によって8,000円前後から数万円以上まで大きく変わるためです。用品代と同じ土俵で足してしまうと、かえって目安になりません。用品代と生体代は、分けて予算を組んでください。
月々の維持費|この金額が10年続きます
初期費用と同じくらい大切なのが、毎月かかるお金です。
| 項目 | 月あたりの目安 |
|---|---|
| 餌代(人工餌) | 1,000円弱 |
| 餌代(生き餌) | 1,000〜1,500円 |
| 冬の保温の電気代 | 数百円〜2,000円 |
電気代は構成と地域によって変わります。
そしてレオパは10年以上生きます。この維持費が10年続くということも、お迎え前に一度考えておいてほしいところです。寿命については「レオパの寿命と長生きさせる飼い方」をどうぞ。
ニシアフ(ニシアフリカトカゲモドキ)も同じ費用でそろう?
私はニシアフを飼ったことはありません。ただ、ニシアフはレオパと同じトカゲモドキの仲間で、ケージ・パネルヒーター・保温器具・サーモスタットといった必要な設備はほぼ同じです。同じ環境で飼育でき、この記事の見積もりツールの金額もおおむね目安になると考えています。
ひとつ違いとしてよく言われるのが湿度で、ニシアフはレオパより湿度を高めに保つほうがよいとされています。ウェットシェルターなどで湿度を確保できるようにしておき、お迎えするショップでも確認してみてください。
よくある質問
中古の飼育用品で初期費用を抑えるのはあり?
中古は自己責任になります。私自身はメルカリで10件以上買いましたが、保温器具などの電気製品は特に注意が必要です。故障が生体の命に直結し、状態がひどい物は火災のおそれもあります。気になる方は新品で揃えましょう。詳しくは「爬虫類用品の中古はあり?買っていい物・新品にすべき物」にまとめています。
100均グッズで代用できるものは?
ピンセットやシェルターの一部は代用できます。ケージも100均のプラケースで飼えます。実際に私も使っていました。
ただしウェットシェルターだけは専用品が確実です。隠れ家としてではなく、脱皮のための湿度を保つ役割があるからです。
爬虫類全般の初期費用も知りたい
レオパ以外も検討中の方は「爬虫類の初期費用はいくら?レオパ・フトアゴ・リクガメ3種を比較」にまとめています。
まとめ
- 飼育用品の初期費用は約1万円〜約4万円
- 金額を動かすのは餌(人工餌か生き餌か)と保温(部屋がどれだけ冷えるか)
- 削っていいのは見た目。ケージはプラケース、床材はキッチンペーパーでも飼える
- 削ってはいけないのは温度管理。サーモなしの保温器具は低温やけどのリスク
- 生体価格はモルフ次第(8,000円前後〜数万円)。用品代とは分けて考える
- 月々の維持費は餌1,000〜1,500円+冬の電気代。これが10年続く
大切なのは金額の安さより、自分の住環境と飼い方に合った構成を、最初に知っておくことです。見積もりツールで出た用品リストは、写真つきでそのまま確認できます。お迎え準備の助けになれば嬉しいです。
飼育の全体像は「レオパの飼い方|初心者完全ガイド」にまとめています。お迎えした直後の過ごし方は「レオパのお迎え直後にしたこと」に書いています。リクガメの初期費用が気になる方は、同じ見積もりツールを用意した「リクガメの初期費用」もどうぞ。




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