🦎 この記事の結論(先に要点だけ)
2匹目を迎えること自体は、問題ありません。1匹が2匹になっても、手間はほとんど変わりません。
ただし、同じケージには入れません。私は10匹飼育していましたが、全頭を個別のケージで管理していました。
理由:レオパには多頭飼いのメリットがないからです。省スペース化にならず、餌食いも良くなりません。残るのは喧嘩のリスクだけです。
増えるもの:ケージと保温器具がもう1セット必要になります。
2匹目を迎えること自体は、問題ありません
「もう1匹お迎えしたいけれど、負担が増えないだろうか」
先に答えを書きます。1匹が2匹になる程度なら、手間はほとんど変わりません。
私は最大で10匹ほどレオパを飼育していました。そこまで増えると話は別ですが(後述します)、2匹くらいなら、餌やりも掃除も「ついで」で済みます。迎えること自体を迷う必要はないと思います。
ただし、同じケージには入れません
問題は「2匹目を迎えるかどうか」ではなく、「同じケージに入れるかどうか」です。
私の答えははっきりしています。入れません。10匹飼育していた頃も、全頭を個別のケージで管理していました。繁殖のためにオス7・メス3という構成でしたが、それでも同居はさせていません。
「レオパは単独飼育が基本」というのは、よく言われることです。私もこれには同意します。
ただ、多くの記事は「喧嘩するから」で終わっています。私が同居させない理由は、もう少し手前にあります。
レオパには、多頭飼いのメリットがありません
私はリクガメも14年飼育していて、そちらでは3匹を同じケージで飼っています。別居させたことは一度もありません(リクガメの多頭飼いは可能。オス同士でなければ)。
同じ人間が、種によって逆のことを言っています。理由は、多頭飼いで得られるものが違うからです。
| リクガメ | レオパ | |
|---|---|---|
| 省スペース | 元々広いケージが必要。まとめれば1つで済む | 元々省スペース。まとめる意味がない |
| 餌食い | 食べない個体が、他を見て食べ出す | そもそも餌食いが悪くならない |
| デメリット | 乗り上げによる転倒 | 喧嘩・外傷 |
リクガメで挙げたメリットが、レオパでは2つとも成立しません。
リクガメは成体で幅90cm以上のケージが要ります。3匹別々に用意するのは現実的ではありません。だから1つにまとめる意味があります。そして、リクガメには餌を食べなくなる時期があり、他の個体が食べているのを見て食べ出すことが実際にありました。
レオパはどうか。1匹あたりのケージがもともと小さいので、まとめても省スペースになりません。そしてレオパで「餌を食べない」に悩まされたことがありません。他の個体を見せる必要がない。
得られるものがゼロで、喧嘩のリスクだけが残る。それなら分けたほうがいい、という結論になります。
「単独が基本だから」ではなく、「まとめる理由がないから」です。ここが私の考え方です。
「メス同士なら大丈夫では?」について
オス同士が同居できないのは、ご存じの方も多いと思います。ではメス同士ならどうか。
正直に書きます。私は試していません。メスも3匹いましたが、同居させたことは一度もありません。
試さなかった理由は、ここまで書いてきたとおりです。うまくいったとしても、得られるものがないからです。省スペースにもならず、餌食いも良くなりません。一方で、失敗したときに払うのは個体の怪我です。
「同居できるかどうか」ではなく、「同居してまで得たいものがあるか」で考えると、答えは出やすいと思います。
実際に起きたこと|メスが噛まれて出血しました
「喧嘩のリスク」と書きましたが、抽象的な話ではありません。我が家で実際に起きています。
繁殖のためにオスとメスを一緒にしたとき、メスが噛まれて出血しました。
ここで注意してほしいのは、これが「数時間の同居」で起きたということです。24時間一緒にしていたわけではありません。ペアリングのために数時間だけ一緒にした、その間の出来事です。
常時同居させていたら、どうなっていたか。数時間で出血するのなら、日常的に同じケージに入れる判断は私にはできません。
繁殖させたいなら、同居ではなく数時間です
繁殖を目的に2匹目を考えている方もいると思います。私がそうでした。
ただし、繁殖のためにオスとメスを同居させる必要はありません。私はペアリングのときだけ、数時間一緒にする方法でやっていました。それで繁殖できています。
そして、その数時間でも上に書いた事故が起きます。一緒にしている間は、目を離さないでください。放置して席を外すような時間ではありません。
繁殖の具体的な流れはレオパの繁殖記録|産卵・孵化・ベビーの立ち上げに書いています。
何匹までが現実的か|10匹で1時間弱でした
「分けるべき」と言われると、次に気になるのは手間だと思います。
実数を書きます。10匹の餌やりと床材交換で、1時間弱かかっていました。
1匹と2匹の差は、ほとんどありません。ですが1匹と10匹では雲泥の差です。ケージが増えるぶん、作業は素直に比例して増えていきます。
「何匹まで飼えるか」を考えるときは、置き場所よりも、毎日その時間を出せるかで判断したほうがいいと思います。レオパは省スペースなので、置き場所のほうは意外と先に限界が来ません。
ちなみに10匹の頃は、ケージを棚に並べて、温室で一括管理していました。ケージが増えたときの保温のまとめ方はレオパの適温は28〜30℃|暖房なし・室温15℃でもケージを温める方法に書いています。
2匹目を迎えるときに、増えるもの
同じケージに入れない以上、ひととおり、もう1セット必要になります。
- ケージ
- パネルヒーター
- シェルター
- 温湿度計
ケージはレプタイルボックスのような省スペースのものだと、棚に並べやすくなります。私はこれを並べていました。
サーモスタットは、ケージごとに用意しなくても済む場合があります。棚をまとめて保温する形にすれば、1台で管理できます。ケージ選びはレオパのケージおすすめ比較、費用の目安はレオパの初期費用 見積もりツールで確認できます。
まとめ
- 2匹目を迎えること自体は問題なし。1匹→2匹なら手間はほとんど変わらない
- 同じケージには入れない。10匹飼育していたが、全頭が個別ケージ
- 理由は「単独が基本だから」ではなく、まとめるメリットがないから
- 省スペースにならず、餌食いも良くならない。残るのは喧嘩のリスクだけ
- 繁殖は数時間のペアリングで足りる。その数時間でも出血事故は起きた
- 増えるのはケージ・パネルヒーター・シェルター・温湿度計の1セット
- 何匹まで飼えるかは、置き場所より毎日の時間で決まる
リクガメでは「オス同士でなければ多頭飼いは可能」と書きました。レオパでは逆の結論です。同じ物差しで考えても、種が違えば答えは変わります。
飼育の全体像はレオパの飼い方|初心者完全ガイドをご覧ください。




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