🐢 この記事の結論(先に要点だけ)
基本はD3なし。D3入りを使うのは、数えてみると月に1〜2回でした。
理由:口から入れたD3は、うまく使われないだろうと考えているから。動物病院でも「D3は頻繁でなくていい」と言われました。
付け方は「うっすら白くなるまで」。それ以上は付けていません。
14年、カルシウムが原因のトラブルは起きていません。ただしUVBは当て続けています。
リクガメの健康維持に欠かせないのがカルシウムです。ただ、カルシウム剤は「ビタミンD3入り」と「D3なし」があり、どちらをどれくらい使えばいいのか、意外と分かりにくい用品です。
この記事では、ギリシャリクガメを14年以上飼ってきた中で、実際にやっていることを書きます。教科書的な正解ではなく、ひとつの飼い方として読んでください。
リクガメのカルシウムはなぜ必要なのか
リクガメは、甲羅も骨もカルシウムでできています。不足すると甲羅の変形や骨が弱るといったトラブルにつながります。
そしてカルシウムを体に取り込むにはビタミンD3が必要で、D3は紫外線(UVB)を浴びることで体内でつくられます。つまりカルシウムとUVBはセットで考えるものだと思っています。紫外線ライトの選び方は「リクガメの紫外線ライトの選び方」にまとめています。
D3入りとD3なし、どちらを選ぶか
一般的な考え方はこうです。UVBをしっかり当てている環境なら、体内でD3がつくられるので、普段はD3なしを基本にする。UVBが不足しがちな環境なら、D3入りで補う。D3は摂りすぎも良くないとされるので、自分の飼育環境と合わせて選ぶ、という整理になります。
私はD3入りを、ほとんど使っていません
ここからは私の考えです。口から入れたD3は、そのままうまく使われないのではないかと思っています。諸説あるところなので断定はしませんが、私はそう考えて、D3入りの出番を意図的に減らしてきました。
もうひとつ理由があります。動物病院で、飼育スタイルについて獣医さんと話したときに「D3は頻繁にやらなくていい」と言われたことです。自分の考えと、獣医さんの言葉が同じ方向だったので、いまの形に落ち着いています。
D3は体の中でつくらせる。サプリで足すのは、あくまで保険。その代わりUVBは切らさない。これが私のやり方です。
実際の頻度|数えたら、月に1〜2回でした
以前この記事には「D3入りは週に1回ほど」と書いていました。正直に書き直します。実際に数えてみると、そこまでの頻度にはなっていません。
理由は、給餌の組み立てにあります。
- 餌をあげるのは週4回ほど
- カルシウムを添加するのは葉物野菜や野草のとき
- マズリのような総合栄養の人工フードのときは添加しない(すでに配合されているため)
ここからさらに、D3入りを使うのはその一部だけです。結果として感覚的には月に1〜2回、思い出したタイミングでという頻度になっています。
きっちり曜日を決めて運用しているわけではありません。そのくらいで足りている、というのが14年やってきた実感です。人工フードの使い方は「マズリ トータスダイエットを4年以上使ったレビュー」に書いています。
付け方|うっすら白くなるまで
量の話です。餌の表面がうっすら白くなる程度で止めています。真っ白になるまで振りかけることはしていません。
葉物野菜なら、上から軽く振りかけるだけです。
活餌に付けるときは、ひと手間かけています。ふた付きの容器に餌昆虫とカルシウム剤を一緒に入れ、ふたを閉じて軽く揺するという方法です。振りかけるだけだと片面にしか付きませんが、これなら全体に行き渡ります。
なおゼノガマやレオパでも、やり方は変えていません。種で使い分けてはいないということです。
14年、カルシウムが原因のトラブルは起きていません
この頻度と量で、甲羅の変形も、成長不良も起きていません。
ただし、これをカルシウムの与え方だけの成果として読まないでください。同じ14年、UVBライトは切らさずに当て続けています。体内でD3をつくれる環境があったうえでの「月1〜2回」です。
もうひとつ正直に書いておくと、私は紫外線量を測定器で測ったことがありません。「14年問題が起きていない」という結果までしか言えない、ということです。この点は「紫外線ライトの選び方」にも同じことを書いています。
私が使っているカルシウム剤
最近はポゴナクラブの炭酸カルシウムを使っています。選んだ理由はコストパフォーマンスです。152gと量があるので、減りを気にせず使えます。
長く使ってきたのはGEXのエキゾテラです。D3なしと、D3入りの両方があります。少量から試したい方には、こちらのほうが手に取りやすいと思います。
カトルボーンはどうか
ケージに入れておくタイプのカルシウム源です。カルシウムとしては良いものだと思っています。粉と違って、個体が自分のタイミングでかじれるのが利点です。
ただ最近はあまり使っていません。粉での添加で足りている、というのが実感です。
なお、カトルボーンやレンガには嘴を削るという役割もあります。そちらは「リクガメの嘴が伸びてきた」に書きました。
まとめ
- 基本はD3なし。D3入りは月に1〜2回ほど
- 理由は、口から入れたD3はうまく使われないだろうという考え。獣医さんにも「頻繁でなくていい」と言われた
- 添加するのは葉物野菜や野草のとき。総合栄養の人工フードには付けない
- 量はうっすら白くなるまで。活餌は容器で揺すって全体にまぶす
- 14年、カルシウム由来のトラブルはなし。ただしUVBは切らしていない
- カトルボーンは良いものだが、最近は粉で足りている
カルシウムは「たくさん与えるほど良い」ものではありません。UVBとセットで考えて、足りない分を補う。その距離感で14年やってきました。
餌全体の考え方は「ギリシャリクガメの餌の考え方」、飼育の全体像は「リクガメの飼い方 完全ガイド」にまとめています。




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