爬虫類イベントを120%楽しめない人の共通点

イベント
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爬虫類イベントの日程を調べていて、「当日、生体と一緒に飼育用品も揃えよう」と考えていませんか。

その考えは、会場にいられる時間が確実に減ってしまします。

思い当たる項目はありませんか。

  • 生体を一通り見てから、「せっかくだから」と会場で用品を購入
  • レジの行列に並んだ経験がある
  • 帰りの荷物のことは、買ってから考える

ひとつでも当てはまったら、この先を読む価値があります。

私が住んでいる関西圏で行われるイベントには必ず電車で行きます。開場の1時間前から並ぶこともあります。それだけ気合を入れて行った日の後半を、レジ待ちで潰したくない。またコロナ禍をきっかけに2部制、3部制のイベントが増え時間の制約が厳しくなりました。

そんな状況でも120%楽しめる、方法をご紹介します

当日の持ち物や服装は「初めての爬虫類イベントガイド」にまとめています。

行列ができるのは、生体ではなく用品のレジ

会場で用品を扱う店舗は、閉場が近づくほど混雑します。生体を一通り見て回ってから用品を買おうとすると、まさにその時間帯に並ぶことになる。

ワイルドモンスターのような大型店舗は、終了間際に激しく混み合います。混むのは当然で、来場者の多くが同じ順番で動くからです。まず生体を見る。気に入った個体を買う。その後で「そういえばケージも保温球もエサも要る」と用品店に向かう。

あなたが列に並んでいる間、視界に入っているのは前の人の背中です。

同じ時間、120%楽しんでいる人が何をしているか。気になっていた個体をもう一度見に戻り、店員に温度や餌の頻度まで聞き出し、隣のブースで初めて見る種類に足を止めています。同じ入場料を払って、生き物を見ている人がいる隣で、あなたは前の人の背中を見ることになります。

仮に30分並んだとしましょう。その30分は、会場にあるすべてを諦めて捻出した時間です。しかも並んでいる目的は、事前にネットで注文すれば玄関まで届く物。 今しか会えない生き物を見る時間を使って、いつでも買える物を買っている。どれほどもったいないことか。

入場に1時間並ぶのは構いません。生き物を見るための行列だからです。でも用品を買うための行列は、家を出る前に消せます。

それでも、会場で買う楽しみは確実にある

「会場では用品を買うな」という話ではありません。会場でしか出会えない用品や、会場で実際に手に取り、選ぶ楽しさがあるのも事実です。私も会場で用品を買うこともあります。

ネットでは手に入らない物がある

これが最大の理由です。私が孵卵に使っている床材「ハッチライト」は、Amazonでは扱いがありません。イベント会場で購入したものです。ネット通販に並ばない商品は、思っている以上にあります。

爬虫類イベントの会場で購入した孵卵用床材ハッチライトの袋
イベント会場で購入したハッチライト。Amazonでは扱いがない

作家さんが手作りしたシェルターや水入れも同じです。ひとつずつ形が違い、同じ物は二度と手に入りません。流木や岩といった自然素材も、気に入った形に出会えるかはその日限りです。

「開場と同時に買えばいいやん」では解決しません

会場したてなら、レジは空いています。ただ買った瞬間から閉場まで、それを抱えて歩くことになる。混雑を避けたつもりが、今度は荷物で身動きが取れなくなります。

グラステラリウム3030を持ち歩けますか?

レオパ飼育で定番のレプタイルボックスは、約30×20×15.5cm。1個ならそれほど大きく感じません。

では2個買ったら。重ねて40×30×31cmほどになります。

これとほぼ同じ大きさなのが、グラステラリウム3030です。レプタイルボックスが1㎏台なのに対し、ガラス製のグラテラは5㎏前後あります。

大きな荷物を持った男の人

この様な状況でイベント会場を歩きまわるのは嫌ですよね。

あらかじめネットで購入すれば、玄関まで届きます。

買えるはずの物が買えなくなる

手がふさがっていると、本当に欲しい物に出会っても諦めることになります。既製品はネットでいつでも購入できますが、作家さんのシェルターや流木など一期一会の商品は買えません。どちらを会場で買うべきかは、はっきりしています。

先に買っておきたい用品

詳しくは下で書きますが、先に一覧にしておきます。電車で行く前提です。

用品会場で買うと理由
ケージ(ガラス・アルミ)5〜9kg。電車では運べない。ネットなら玄関まで届く
床材大袋で嵩張る。中身のわりに重い
保温器具・ライトガラス球は割れ物。混雑した会場と電車で抱えることになる
ケージ(プラケース型)どちらでも1kg台なら持ち帰れる。軽さで判断
生体会場で店舗が持ち帰れる状態に梱包してくれる
ネットで買えない物会場で孵卵材のハッチライトなど。通販に並ばない商品がある
実物を見て決めたい物会場で流木のように一点物は、その場でしか出会えない

基準は単純です。ネットで同じ物が買えるなら、会場で買う必要はありません。逆に、ネットにない物や一点物こそ、会場で買う価値があります。

ケージ

最優先です。ただし全てのケージではありません。問題は素材です。

プラケース型なら1kg台です。正直、これは持って帰れます。会場で買っても1つなら問題ありません。

問題はガラスです。前述のグラステラリウム3030は5㎏ほど、60cmのパンテオンやグラステラリウムは15kg前後あります。大きく持ちにくい物を混雑した会場から持ち出し、電車を乗り換えて運ぶことになります。しかも割れ物です。

これをわざわざ会場で買う理由はありません。ネットなら玄関まで届きます。

サイズの考え方は「リクガメのケージは広ければ広いほど良いと思う理由」「レオパのケージおすすめ比較」で書いています。

床材

重くてかさばる代表格です。会場で買うと、それだけで両手がふさがります。

種類ごとの選び方は「地中海リクガメの床材は何が正解?」にまとめています。

保温器具とライト

電球やヒーターは割れ物です。混雑した会場と電車で運ぶには気を使います。そしてお迎え当日には稼働していてほしい設備でもあります。届いてから温度を安定させる時間を考えると、先に買っておく一択です。ライトは消耗品なので幾つあっても困りません。私もそれぞれストックしています。

選び方は「リクガメの保温器具の選び方」「リクガメの紫外線ライトの選び方」で解説しています。

飼育スタイルは決まっていますか?

先に買っておくことのメリットは、列に並ぶ時間をなくすことや、重い荷物を運ぶことを避けるだけではありません。それは、事前にどんなスタイルで飼育したいかを決められることです。

飼育の楽しみの一つが飼育環境を整えることだと思います。ケージを統一して並べたい、部屋のこの場所に置きたい、見た目もすっきりさせたい。そういうこだわりは飼い始めてから出てきます。そして後から思っても、イベントで深く考えず、勢いで買った用品では叶えられないことがあります。

私の失敗を書きます。レオパを飼い始めたとき、最初はレプタイルボックスでした。しばらくして「グラステラリウムの方が良さそうだ」と思い購入。ところが他のレオパも飼いたいと考えたとき、値段とスペースを考えるとレプタイルボックスの方が適していると気づき、結局戻しました。

私にとってグラステラリウムは無駄な出費でした。製品が悪い商品というわけではなく、私が目指していたスタイルではなかったということです。

何匹まで増やす可能性があるか。どこに置くか。どう見せたいか。イベントに行く前に、ゆっくり考えてどのようなスタイルで飼育するかを決めておくことをおすすめします。

ケージ内のマットの上にいる白と黄色のレオパ

飼育環境の全体像は「リクガメの飼い方 完全ガイド」「レオパの飼い方 完全ガイド」「ゼノガマの飼育方法」にまとめています。

まとめ

イベント会場で用品を買うと、時間と自由の両方を失います。前半に買えば閉場まで荷物を抱えて歩き、後半に買えばレジの列で会場にいられる時間を削る。

  • 生体は店舗が梱包してくれる。心配なのは用品のほう
  • ケージ・床材・保温器具はネットで確実に手に入る。先に買っておく
  • ネットにない物、作家さんの作品、流木や岩は会場でしか買えない
  • その日限りの出会いのために、手と体力を空けておく
  • その前に「どう飼いたいか」を決めておく

用品の費用を先に把握したい方は「リクガメの初期費用シミュレーション」「レオパの初期費用見積もりツール」が使えます。

準備を整えて、当日は生き物を見ることに集中してください。そのほうが、イベントは何倍も楽しくなります。

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