ゼノガマの雌雄判別|オスとメスの見分け方

ゼノガマ
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ゼノガマの繁殖を考えたとき、最初の関門になるのが雌雄判別です。流通量が少ない種で、国内ではまとまった情報も少ないので、「どこを見ればオスとメスが分かるの?」と迷う方は多いと思います。この記事では、私が実際に繁殖をするなかで見分けに使っているポイントを、できるだけ具体的に紹介します。

結論:見分けるポイントは3つ

先に結論から言うと、雌雄判別で見るのは主に次の3つです。

  • 大腿孔(だいたいこう)の発達ぐあい
  • 尾の付け根のふくらみ
  • 体色、とくに喉から顔にかけての青さ

これらを単独ではなく、いくつか合わせて見ることで、判別の精度が上がります。

まず大前提:幼体では判別が難しい

最初にお伝えしておきたいのですが、ベビーや若い個体での雌雄判別は、かなり難しいです。下で紹介する特徴は、ある程度成熟してからはっきりしてくるものなので、幼いうちは「まだ分からない」と考えておくのが安全だと思います。個人的な感覚では、雌雄がはっきり判別できるようになるまでには、2年ほどかかると思っています。それくらい、しっかり成熟するのを待たないと見分けが難しい種だということです。お迎えの段階で確実に雌雄をそろえたいなら、すでにある程度育った個体を選ぶのが確実です。

① 大腿孔(だいたいこう)で見分ける

一番わかりやすいのが、後ろ足の内側(太ももの裏)に並ぶ小さな点状の穴、大腿孔です。オスはこの大腿孔が大きく発達し、まわりに黄色〜オレンジっぽい蝋(ろう)のような分泌物が見られることがあります。メスは大腿孔がとても小さく、ぱっと見では目立ちません。お腹側をそっと見て、この孔の発達具合を比べるのが、確実な見分け方のひとつです。

② 尾の付け根のふくらみで見分ける

オスは総排泄孔(そうはいせつこう)のすぐ後ろ、尾の付け根に左右のふくらみが見られます。これは交接器(ヘミペニス)が収まっている部分で、メスにはこのふくらみがない、もしくはあってもごく控えめです。横や下から尾の付け根のラインを見ると、違いが分かりやすいと思います。

③ 体色(喉〜顔の青さ)で見分ける

ゼノガマといえば鮮やかな青い発色が魅力ですが、これも雌雄判別のヒントになります。成熟したオスは、興奮したときや繁殖期に、喉から顔にかけて非常に鮮やかな青を強く出します。メスも多少の青みを見せることはありますが、オスほど濃く・広くは出ないのが一般的です。ただし、体色は状態や気分でも変わり、メスでも青が出ることがあるので、色だけで断定するのは避けたほうが安全です。あくまで①②と合わせて見る補助的な手がかりとして使っています。

行動からのヒント(補助的に)

成熟したオスは、頭を上下に振るボビングなどのディスプレイ行動を見せることがあります。これも雌雄を推測する材料にはなりますが、確実ではないので、あくまで補助として捉えています。

確実に見分けるために

一つの特徴だけで判断すると間違えることもあります。大腿孔・尾の付け根・体色をできるだけ複数合わせて確認し、なおかつある程度成熟した個体で見る——これが、私が雌雄判別でいちばん失敗しにくいと感じているやり方です。

まとめ

ゼノガマの雌雄判別は、大腿孔・尾の付け根のふくらみ・体色の3点を、成熟した個体で複数合わせて見るのが基本です。ただし判別がはっきりするまでには2年ほどかかる印象なので、焦らず成熟を待つことも大切です。繁殖を考えているなら、まずここを押さえるところからになります。実際の繁殖の流れはゼノガマの繁殖記録に、飼育の全体像はゼノガマの飼育方法にまとめているので、あわせてどうぞ。

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