はじめに
ペットショップや爬虫類イベントへ行くと、小さなリクガメを見かける機会は少なくありません。
手のひらに乗るほど小さな姿はとてもかわいらしく、「飼ってみたい」と感じる方も多いと思います。
しかし、リクガメをお迎えするということは、小さな生き物を家族に迎えるということだけではありません。
その子が寿命を迎えるまで、何十年という時間を共に過ごすことでもあります。
今回は、長年リクガメを飼育してきた中で、私が感じていることを書いてみたいと思います。
小さなリクガメは、何十年も一緒に暮らす家族になる
ショップで販売されているリクガメの多くは幼体です。
手のひらに乗るほど小さく、とてもかわいらしく見えます。しかし、その姿はずっと続くわけではありません。
種類によっては30年、40年、あるいはそれ以上生きることもあり、ケヅメリクガメのような大型種は成長すると抱えるのも大変な大きさになります。
種類によって成長後の大きさや必要な飼育環境は大きく異なります。【ギリシャリクガメはどれくらい大きくなる?】
だからこそ、「今飼えるか」だけではなく、「その子が寿命を迎える日まで責任を持って飼育できるか」という視点も、お迎えする前に考えておきたいことの一つだと思います。

私がずっと感じている疑問
私は爬虫類ショップやイベントへ足を運ぶことがあります。
リクガメを販売しているブースでは、ギリシャリクガメやヘルマンリクガメ、ケヅメリクガメなど、小さな幼体が種類ごとに並んでいます。
一つのケースの中には、10匹前後の幼体が販売されていることも珍しくありません。
その中から新しい家族としてお迎えされていく姿を見ると、とても嬉しい気持ちになります。
一方で、私はこれまで仕事を通じて数千人の方と関わってきましたが、「リクガメを飼っています」という方には、ほとんど出会ったことがありません。
犬や猫、熱帯魚、小鳥などを飼っている方には出会ってきましたが、リクガメを飼育しているという話を聞く機会は本当に少ないのです。
特に、ケヅメリクガメのように大きく成長した個体を飼育しているという話は、一度も聞いたことがありません。
もちろん、私が知らないだけで、長年大切に飼育されている方もたくさんいると思います。
一方で、飼育環境が整わず、幼いうちに命を落としてしまった個体や、さまざまな事情で飼育を続けられなくなった個体もいるのかもしれません。
本当のことは分かりません。
それでも、ショップやイベントでお迎えされていった、あの小さなリクガメたちは、その後どうなっているのだろう。
この疑問は、14年以上リクガメを飼育してきた今でも、私の中に残り続けています。
終生飼育という考え方
ペットを飼育するうえで、「終生飼育」という言葉があります。
その子が寿命を迎えるまで、責任を持って飼育するという考え方です。
リクガメも例外ではありません。
小さくてかわいい幼体も、やがて成長し、何十年という時間を共に過ごすことになります。
お迎えするということは、その子が寿命を迎える日まで責任を持つということでもあります。
そのためには、お迎えする前に飼育環境を整え、その種類に合った飼育方法を知っておくことが大切です。
「飼わないでほしい」ということではありません
この記事を書いた理由は、「リクガメは飼わない方がいい」と伝えたいからではありません。
リクガメは本当に魅力のある生き物です。
だからこそ、一時の気持ちだけではなく、その子の一生を見据えたうえでお迎えしてほしいと思っています。
どれくらい大きくなるのか。
どんな飼育環境が必要なのか。
毎日どのような世話をするのか。
そうしたことを事前に知ることで、防げる失敗もあると思っています。
【リクガメを飼う前に知っておきたいこと|毎日の世話で本当に大切なこと】
まとめ
リクガメは、小さくてかわいらしい姿で販売されています。
しかし、その子は何十年という時間を共に過ごす家族になるかもしれません。
私がショップやイベントへ行くたびに感じる「あのお迎えされた子たちは、その後どうなっているのだろう」という疑問に、明確な答えはありません。
だからこそ、お迎えする前に「終生飼育」という考え方について、一度立ち止まって考えてみてほしいと思っています。
私自身、14年以上ギリシャリクガメを飼育する中で、多くの経験を積み重ねてきました。
このブログでは、実際の飼育経験をもとに、飼育方法や飼育環境、必要な飼育用品、毎日の世話などを発信しています。
これからリクガメをお迎えする方はもちろん、すでに一緒に暮らしている方にも役立つ情報をまとめていますので、ぜひ他の記事も参考にしていただければ嬉しいです。
まずは【リクガメの飼い方 完全ガイド】をご覧いただくと、リクガメ飼育に必要な知識をひと通り知ることができます。
費用面から準備を考えたい方は、リクガメの初期費用 見積もりツールもどうぞ。5つの質問で必要な用品と初期費用・維持費の目安がわかります。


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